2016年08月19日
オイデルミンとオードムーゲ

前から気になっていたレトロ化粧水を研究のために買ってみました。
オイデルミン EUDERMIN は、資生堂が1897年(明治30年)から発売しているふきとり化粧水。
名前の由来は、ギリシャ語の「eu」(良い)と「derma」(皮膚)から。
鮮やかなピンク色が微妙に気になりますが、古きよき時代を思わせるゲラニオール様の香りです。ボトルもすてき。
オードムーゲは、1953年から六陽製薬が創業し、現在は小林製薬が製造・発売している、こちらもふきとり化粧水。医薬部外品です。
てっきりeau de muguet(スズランの水)かと思っていましたが「融通無碍(ゆうずうむげ:滞りのないこと。考え方や行動に差別やこだわりのないさま)」から名づけられたそうです。リナロール(スズラン様)の微香性。
洗い流せるクレンジングオイルのなかった時代は、メイクアップはコールドクリームを塗って、化粧水でふきとっていたのです。
どちらもロングセラー商品です。勉強になります。